実はキャンプ前から、4番候補に対しての仕込みが行われていた。まずドリスに「ボスは金星根監督(現ソフトバンク・コーチングアドバイザー)より厳しい」と吹き込むよう指示。ロサリオは昨季まで所属していた韓国・ハンファで、金星根監督のスパルタ指導のもと、連日12時間近くの猛練習に参加。それ以上の鬼監督となると…。初対面となったキャンプイン前日ミーティングから、目も合わせられないほど恐れていた。
そして、1日夜。テーブルをともにした金本監督が「チンタラしてたら去年みたいにぶん殴るぞ」と、ドリス、マテオに鬼気迫る表情で鉄拳制裁を宣言。「ちゃんとやりますから、もう殴らないで」と哀願する同僚の様子に、助っ人砲は脂汗をかきながら固まった。事情を知らされていないキャプテンの福留が仲裁に乗り出す構えをするほど、迫真の演技。監督の「ウソだ!」のネタばらしで、ロサリオは「は~っ」と肩から力が抜けて笑顔。見守っていた球団首脳が「またチームの雰囲気が良くなりました」とドッキリ効果を喜んだ。・・・・・
ドッキリ!
ま、マジでやってんの?
こわ~