白いスケッチブックにさらさらと描いていく。デフォルメされたその人物画は特徴をとらえているだけでなく、人柄までも浮かび上がらせる。ボールをペンに持ち替え、多彩な才能を見せている藤原氏。月刊タイガースで連載中の人気コーナー「FUJIHARA~」は12月号(12月1日発売)で11回を数える。
現役時代から、藤原氏の似顔絵は評判だった。「ロッカーで描くと、みんなが喜んでくれた」。チーム内でも大人気で、「匿名で出したらおもしろいんちゃうかな」と月刊タイガースの似顔絵コーナーに応募してみたところ、採用された。安藤(現育成コーチ)の似顔絵だった。
15年限りで引退後、月刊タイガースから話をもらい、似顔絵入りコラムの連載をもつこととなった。取り上げる選手について決めごとがひとつあるという。「僕が思い入れのある選手ですね。エピソードありきなので、関わりのなかった選手はやめましょう、と」。・・・・・
似顔絵☆
この才能、すごいと思ってる