阪神タイガースでの現役時代、甲子園で試合が始まる時は、外野の芝を通ってから二塁の定位置についていました。内野に足を踏み入れるとスパイクの歯が土に入る音が聞こえるんです。サクッ、サクッと。それを聞いて「よしっ」と気合を入れる。プレーボール前の私の儀式でした。
第1試合が終わりました。見ていてください。日本一のグラウンド整備が始まります。土のグラウンドから、足跡が一つ残らず消えていく。負ければもう明日の試合はないのが、高校野球です。
(中略)
「目を閉じてください。高校時代に着た母校のユニホームを思い出してください。頭の中でそのユニホームを自分に着させてください。ここにいる全員が、その頃、我々の本拠地である甲子園を目指していました」
ここで毎日、試合が出来ることを当たり前と思って欲しくなかった。甲子園という夢を追った野球小僧の頃の気持ちを思い出して欲しかったのです・・・・・
日本一!
毎試合ベストに仕上げていただきありがとうございます!