なのに、なぜ-。確かに今年の阪神リリーフ陣は充実している。右ピッチャーだけでも藤川がいて桑原が好調。マテオ、ドリスの両外国人も頑張っている。入り込む余地がないのかもしれないが、なぜか、昨年ファーム暮らしのまま退団していった福原(現2軍コーチ)とダブって仕方ない。もったいない気がするが、私の考えすぎなのだろうか。
猛暑でベテランには過酷とはいえ、厄介なのは1軍からいつ及びがかかるかわからないからだ。体調、ピッチングの両面において常に調子を整えておかないとチームに迷惑をかけてしまう。
「とにかく僕としては、いつ呼ばれてもいいよう調整しておくことが大事なことですから」は安藤だが、だからこそ暑いからといって手を抜くわけにはいかない。練習だけではない。練習だけではない。ゲームでも結果を出しておかないことには声はかからない。今シーズンのウエスタン・リーグで23試合に登板。うち、締めくくりのマウンドは一度だけ。あとはすべてがセットアッパー。22イニングを投げて防御率はなんと0.41。文句なしの内容で持ち場を極めている。
(中略)
「そうですか…。喜んでくれていますか…。どんな事でも聞きにくる人にはいろいろ話はしています。よく聞きにきますよ。喜んでくれているならうれしいですね」と安藤は言うものの、肝心のひのき舞台には待てど、暮らせどお呼びがない。今、チームで一番複雑な心境なのは安藤本人か-。本音は「1軍マウンド」しかない。・・・・・
鳴尾浜通信!
アゲタル