この先何十本アーチをかけても、のぼせるような男ではない。一本ペンを走らせるたび、初心に帰れるからだ。現在も色紙などに書くサインは「字はへたなんですけど…。習っていた書道の先生に考えてもらったんです」というもの。プロ入りに際し、どう書いたらいいのかわからず、小学1年から3年まで習っていた書道教室の先生に懇願した。5つほど候補を考えてもらい、今の形を選んだ。「こんなにうれしいことはないよ!」と喜んでくれた先生は、3年ほど前に他界。毎年お正月に帰省するたび、お線香を上げに先生の夫人の元を訪ねていた。たくさんの人に求められるようになっても、大事に書くことは変わらない。・・・・・
書道☆
ホントいい子!