超異例の光景だった。プレーボールからまだ10分ほどの二回の攻撃前、三塁ベンチ前に虎の円陣ができた。中心には金本監督。鬼の形相だった。目はつり上がり、声を荒らげた。ヨーイドンでさらしたふがいない姿に、我慢がならなかった。
「もっと相手に向かっていけ!」
「1打席目から九回ツーアウト満塁くらいの気持ちで全打席いけ! そうしたら、ああいう三振も起きない!」…
--結局ヒットは出ても、あと1本が出ない。気持ちがあっても空回りしているのか
「う~ん…(ニガ笑いして)選手に聞いてみてよ。だから、どういうモチベーション、どういう気持ちで打席に立ったら、いい結果が出るのかをね、どういう気持ちで打席に入ったらチャンスで打てるのか。それを自分で探さないと」
相手に向かって!!
それを理解できないのと実践できる力が今の選手に備わってないからこの阪神の状況になっているんじゃないの
選手に精神論の道筋を示すだけじゃなくて技術的な方法論を教えてやらないといけない