ずっと追いかけてきた背中だった。巨人戦プロ初先発のマウンドで投げ合ったのは菅野。偶然ではなく、必然の顔合わせだ。2歳上の右腕とは、横浜商大2年時に選出された日米大学野球選手権でチームメートに。目を奪われたのは、丁寧なキャッチボールだった。
「菅野さんは、キャッチボールの1球でも、しっかり指先を使って投げておられた。ブルペン、投内連係…ボールを握った状態で、雑な部分が一つもなかったんです。見習うべき部分でしたね」
翌年、日本ハムからの1位指名を拒否した菅野が東海大で浪人中も、何度も食事に誘ってもらった。「話を聞くだけでもすごく勉強になったので」…
憧れ!
プロ入り前から2人に交流があったとは知らなかった。
2人とも神奈川県内の大学だったからなのかな。
敵ながら菅野も良い投手。いずれまた対戦の機会があった時に、2人とも実力を最大限に発揮して野球ファンを熱く楽しませて欲しい。もちろん最後に勝つのは岩貞の方であって欲しいけどね。