阪神・鳥谷敬が前夜、ロッカールームへ引き揚げる直前に漏らした「また明日、がんばります」を覚えている。歩きながら前を見て独り言のように、自分に言い聞かせるように、つぶやいた。
敗戦につながる痛恨の落球を犯した試合後である。何でもない「また明日」こそ毎日試合があるプロ野球選手が持つべき姿勢なのだろう。
鳥谷は<僕だって打てなかったり、エラーしたりしたときは悔しいし、バツが悪い思いをする>と自著『キャプテンシー』(角川新書)で明かしている。<けれども失敗やミスを引きずってもいいことはないし、実際に引きずることはない>。そのためには「準備する」と練習に取り組む。<それが僕の切り替え方法といえる>…
また明日!
休むのは引退してからや
今やるべきことは「打て 守れ 歩け」やぞ。