まず考えられるのは若手の台頭だ。現在も1軍で頑張っている江越、横田、北條、陽川ら、これまでファームで力をつけてきた若い選手が、キャンプでさらに成長した。そこへ、キャンプは2軍で鍛えていた注目の新人高山が桧(ひのき)舞台で活躍。金本監督の手腕のひとつだろうが、要するに若手への期待が大いにふくらんだことで、ファンの足が鳴尾浜に向いているのだ。大阪在住の男性ファンに聞いてみると「1軍で若い人が活躍しているのが刺激になって・・・
阪神ファンの掛布待望論はハンパではない。現在1軍で活躍している若手は、いわゆる“掛布チルドレン”。鳴尾浜人気の担い手だが、この現象を一番喜んでいるのは監督本人。それは「ファンは選手を育てる」の持論の持ち主だからだ。ファンサービスも旺盛だ。同球場での開幕戦では“監督カード(選手もあり)”と称する、今季球団が作成した本人を紹介するカードの写真500枚に、直筆のサインをして来場したファンに配布した。一口に500枚というが大変な作業だし、チーム初勝利のオリックス戦では、ウイニングボールにその場でサインして、スタンドに投げ入れ・・・
多数のファンが来場してくれるのは選手の励みになっているのは確か。現在、育成選手ながら打線の中軸“4番”に抜てきされている原口文仁選手は「今年はお客さんがよく入ってくれています。グラウンドから見ていてもよくわかります。やはりお客さんが多いと緊張感は保てますし、ミスはできませんのでプレーに集中できますので、いいムードの中で試合をしています」と支配下登録・・・
ユニホーム組は大歓迎しているが、球団は来場者を歓迎しながらも大変な対応に追われている。鳴尾浜球場が新設されて今年で20年強になる。いまだ入場料は無料。これもファンサービスの一環だが、同球場の観客動員数は500人と消防法で・・・
鳴尾浜フィーバー!
ぼくは金本チルドレンですううう!