そんな中、顔を青くしていたのが他球団007だ。この日、沖縄・宜野座一軍キャンプの偵察に訪れていたセ球団スコアラーは主力選手のチェックを一時中断し、キャンプ地に設置されているテレビでの二軍試合中継を見ていたが、画面に映る高山の3方向へ打ち分けたレベルの高い打撃に驚がく。あるスコアラーは「強いスイングで力強い打球が飛んでいた。手首の状態は全く問題ない。近いうちにこっち(宜野座)に上がってくるんだろうから、しっかり見ないといけない。やっぱりいいものを持っている」と早速、今後は徹底した情報収集に努めることを明かした。
また別のスコアラーは「高山が二軍で結果を出していくと、一軍の若手が(入れ替え対象にならないように)もっともっと練習するのは間違いない。そうなるとまたチーム力が上がってくる」と“高山余波”まで言及して警戒を強めた。阪神では3年目・横田、2年目・江越らが、金本監督の若手積極登用方針に奮起。これも高山の存在が影響していると他球団007は分析しており、当の高山が一軍昇格すれば「さらに(阪神の)若手の競争意識が刺激される」とピリピリだ。
大慌て!
ま、負けませんっ!