福原は12月28日には39歳になる。
所属が決まっているセの投手では三浦大輔、岩瀬仁紀、黒田博樹に次ぐ高齢だが、HP率も1位。セで最も優秀な中継ぎ投手と言っていいだろう。
しかし防御率は3.53、このランキングでは最も悪く、かつ今季のセのリーグ防御率は3.25だからこれよりも相当悪い。
それでいながらホールドを稼いでいる。これは何を意味しているか。
HPを記録した81試合での失点は6試合だけだが、他の40試合のうち22試合で失点している。
この数字だけを見れば、信頼がおけるセットアッパーとは言いきれないが、ここ2年間で連続で失点したケースは4度しかない。失点しても次の試合では立ち直る。失敗が尾を引かない。これが最大の強みだ。(中略)
セットアッパーになって進化したのは「制球力」だ。
先発時は9イニング換算で4個前後の四球を出していた時期もあったが、この2年間の平均は2.6個。制球力が上がったことで、投球に安定感が増したのだろう。
福原は、マウンドに上がっただけで相手チームがあきらめるようなセットアッパーではない。しかし多少打たれても「何とかできる」、優れたベテラン投手だ。そして深刻なスランプには陥らない。だからチームの信頼を失わない。こういうタイプのセットアッパーもいるのだ。
引用元 「打たれても信頼を失わない」セリーグ最高のセットアッパー福原忍の“名人芸” | ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)
名人芸!
安心忍