長く続く打撃低迷。やがて、首脳陣と選手に大きな溝を生むようになっていった。選手たちはコーチ陣へ不信感を募らせるようになる。いくら指導を受けても打撃向上が見られない。ときに「黙って言うこと聞いとけばええんじゃ」と怒鳴りつけられることもあったという。あるコーチについては「監督の顔色ばかりうかがっている」と冷ややかな目で見るようになっていった。
シーズンが進むにつれ、事態は深刻度を増すようになっていった。関川、高橋の両打撃コーチの目を盗んで、オマリー打撃コーチ補佐にアドバイスを求める選手が続出しはじめた。(中略)
首脳陣にも亀裂が入ったのだ。8月18日からの巨人3連戦で3連敗した直後、京セラドームでの試合前練習だった。いつもなら打撃ケージの裏で練習を見守る関川コーチが、一塁ベンチ横で行うバント練習から離れない。代わりにオマリーコーチがメーンで打撃指導を行うようになっていたのだ。
関川コーチといえば、和田監督が就任した際にたっての希望で招へいした人物。一番、近い存在だったと言える。関係者の話を総合すると、打順をめぐって対立したことが原因だという。1カ月後に元の体制に戻るのだが、選手の目の前で行われる“仲たがい”はチームをさらにしらけさせる結果となった。
そして、もはや恒例行事となった秋の失速へ。
引用元 【緊急連載4】監督とコーチの仲たがい/タイガース/デイリースポーツ online
仲たがい><
マジですか!?