上本から笑みがこぼれたのは、輝く殊勲打から29分後だった。最終回。試合終了でマウンドに駆け寄ると藤井からマスク越しに耳打ちされた。「ヒーローインタビューやろ?おもろいこと言えよ」。(中略)
「全員で…。福留さんと関本さんと…」。決勝打の場面を振り返ると一瞬後輩の名前が出てこなかった。「あと…俊介がつないでくれたチャンスだったので何とか打ちたいと思っていた。ファウルになるかと思ったけど、必死に食らいついていい結果になって良かった」。男前のリクエストには応えられなかったが、降り注ぐ大歓声を独り占めにした。(中略)
不振を極めた4月半ば、拠(よ)りどころと慕う先輩に冗談っぽくおねだりした。「藤井さん、最近癒やしが足りないですよ」。初めてレギュラーとして働いた昨季、新井貴浩と藤井の存在に何度も励まされていた。昨冬、広島移籍する新井の送別会が大阪で開催されると、人目をはばからず感極まった。「僕の中で家族のような存在だと思っていたので…」。精神的な独り立ちが試されるシーズンだという自覚もある。
引用元 上本が走者一掃V撃!阪神今季初4連勝//デイリースポーツ online
藤井\(^o^)/
顔で笑いとれるんやで (ブヒッ