福留「（昨春は）流れもわからなかった。練習量？少なかったよね。もう１年やったし、自分のやりたいようにやる」

福留は３年契約だよ

日本とメジャーでは日本の練習については批判的な意見を述べる来日選手が多いのも事実ですが、それは｢かならずしも重要とは思われない練習を長時間にわたって行う｣ことへの批判です。
たとえば日本では、下半身を鍛えるということでランニング(ゆっくりと長時間走ること)を重視しますが、
アメリカでは、野球は瞬発力のスポーツだと考えられていますので、短距離のダッシュを何本も繰り返すのが一般的です。

また、全員でおなじ練習(特に夕食後の素振り)を行うというスタイルも、向こうの選手には理解できないことのようです。
自分に必要だと思えば何時間でもやりますが、今は必要ないと思う練習を強制されるのはプロ選手ではないと考えるわけです。

試合前に長い時間の練習を行う習慣も向こうにはありません。疲れるからです。
体を鍛えたり、動きをおぼえるための練習は開幕までに徹底的に行うもので、シーズンが始まれば無駄な体力は使わないことを心がけます。

そういった、練習に対する感覚の違いというものを日本の側から見れば「あいつら練習しないなあ」ということになるわけですが、
ほんとうは「する・しない」の問題ではなく、いつ、どんなことをするかが違うというだけのことです。